毎年10月から12月は、犯罪の起こりやすい時期とされています。
実際、警察によるデータからも、10月から12月における空き巣の被害の増加やひったくり被害の増加が毎年みられるようです。
ひったくりは、その場で判断し行きずりで犯行を行うものですが、空き巣に関しては、事前の下見が行われます。
侵入する家人の行動パターンを知ることで、容易に空き巣をしようと犯人側が考えるのは当然です。
さて、ここで表題のイルミネーション・ライトアップが、どう犯罪に関わるのか、そろそろ気になってきたのではないでしょうか?
空き巣の増加する10月から12月の期間犯罪、道行く人を楽しませるために、クリスマスイルミネーションを飾るお家が増加するのは実感されているでしょう。
微笑ましい気持ちにさせてくれるイルミネーションですが、実はこのイルミネーションが元で、空き巣に狙われるお宅が決まることもあるようです。
上手に飾り付けられたイルミネーションを見るために足を止める人は大勢います。
その中に空き巣犯が下見に混じっている、ということがあるのだそうです。
イルミネーションを見るふりをして、堂々と足を止めてターゲットの家を観察していても不審に思う人はあまりいません。イルミネーションが素敵な家ほど、空き巣にとっては犯行の下見がとてもやり易い家、ということになり得ます。
また、犯行の際には、イルミネーションが二階への足場になって空き巣犯をみすみす入れてしまう、ということも考えられます。
冬にイルミネーションを飾るお宅は、外出の際、十分に防犯対策をとってから出かけるように心がけてください。